Nakahara Architects & Engineers Associates
 
教育・研究施設

旭川産業高度化センター
Asahikawa Research Center
 ◆設計概要:Project Data  経済の高度化・ソフト化の急速な進展により、産業の「頭脳部分」に該当する特定事業の占める割合が、大都市圏に集中する傾向にあることから、国土の均衡ある発展を推進するには、地方分散集積化を図ろうとする緊急課題が持ち上がっている中、旭川地域「頭脳立地構想」推進として、旭川リサーチパーク内に「新たなハイテクノロジーと人間感性の融合」を目指す集合体として、試験研究機関の中核拠点施設として建設したものである。広大なリサーチパーク内の意義性や周辺環境(ランドスケープ゚)、将来的あり方等、広範囲的視野にたち、広がりのある屋外空間を取込み、復合的な各施設機能部門(高度化センター・旭川市工芸指導所・インキュベート・デザインスタジオ・実験研究室・交流サロン等)を明確的にゾーニング化する事に重点を置いた。
 外壁腰部分には、“大地に根付いた力強さ”を現す土ものタイルの質感、水平に延びる庇は、カーテンウォールの熱戦反射ガラスの輝きと相俟い、未来に向けての“発展性と創造”を意図した。
また、利用者のコミュンケーションの場となる交流サロンは、周辺のランドスケープを望む最適な場所、中2階に位置させ、地形から突き出しガラスで覆われたボックス形態の鉄骨構造とした。
 名称 旭川産業高度化センター
 竣工年 1996年
 所在地 旭川市緑が丘東1条3丁目1-6
 構造・規模 RC造、地下1階、地上2階建
 延床面積 5,535.23u
 
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