東洋ローア・キリスト伝道教会 旭川伝道所

  • 用途

    教会

  • 所在地

    北海道旭川市

  • 構造

    鉄筋コンクリート造

  • 階数

    地上3階

  • 建築面積

    271.12㎡

  • 延床面積

    603.09㎡

  • 竣工

    2024.3.20

  • 施工

    荒井建設株式会社
    西山坂田電気株式会社
    丸信衛生工業株式会社

  • 撮影

    今田耕太郞

老朽化した教会の建替えである。
東洋ローア・キリスト伝道教会は聾唖者で運営される聾唖者のための単立自給教会である。日本各地に37カ所の伝道所を持ち、1952年から関西方面で活動が始まり1961年に宗教法人として設立した。
旭川では伝道所のほかに介護事業所を開設し、現在は閉所したが、地域のみならず全国から聾唖の高齢者を受入れ、共同生活しながら介護と生活補助を行っている。
敷地は旭川市の中心部から東に1kmほどのところにあり、大型スーパーやマンション、住宅などが立ち並び、周囲を隣接するマンションと倉庫で囲まれた角地にある。敷地の余裕はなく、隣地が食い込むようなL字型の敷地の中に、教会と聾唖高齢者のための共同住宅、牧師館、駐車場を無駄なく効率的に配置することが求められた。
敷地の有効利用を図りながら、各諸室のつながりと空間的条件を満たすため、敷地のなかで最も奥行があるスペースに、2層分の天井高さを内包する平屋の礼拝堂を配置し、他の諸室は前面道路に面した形状で3層の構成とした。
内部の間仕切り壁やドアは、プライバシーを必要とする場所以外ガラスを採用し、人の気配を視覚的に感じられる仕組みとしている。
隣接する建物に取り囲まれた礼拝堂は、壁に一切の窓はなく屋根に設けたトップライトからのみ自然光が入る。天井につけられたアーチ型の布は直射光を和らげ、時間と共に変化する繊細な光で礼拝堂は満たされる。
牧師を含め教会の利用者は皆明るく、笑顔でいきいきと活動し、お互いを助け合いながら生きている。礼拝堂がいつまでもやさしい笑顔と光で満たされることを祈っている。

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